今日はアメ横に用事があって上野に行って参りました。久しぶりの上野の待ち歩きなんでちょっとブログネタを探しながら歩いてみることにしました。

上野駅…。昔の建物のままなのに綺麗に塗りなおされてしまったんでまるで新築の駅舎みたいな見栄え。でもよーく見るとちょこちょこっと昔の名残も残っています。



広小路口を出て右手にこんな碑があるのをご存知ですか?
『あゝ上野駅』という駅の歌碑です。これは自分の世代にはちょっと分からないですよね…。戦後の高度成長期の上野駅の歴史…昔集団就職で地方から遠く離れた東京にやってきたそんな若者達の時代を歌った歌なんだそうです。


昔は北の玄関口として沢山の人が行き交いました。その頃の駅舎はとても薄暗く、そしてとてもだだっ広い駅だったそうです。しかし今はエキナカで食堂街やショッピングエリアなどが整備され明るく開放的でオシャレな駅へと姿を変えました。しかし今でも新幹線こそ始発を東京駅に移してしまいましたが北への玄関口としてまだまだ機能しています。ここを発着する北斗星、カシオペアがその象徴でしょうか…。

上野駅のバックヤードに当たる部分。よーく見ると…。

あ、ブルートレイン便だ…。これもいつまで続くんだろう…。ブルートレインがなくなっちゃったらこのサービスってどうなるんだろう…。そういえばまだ『あけぼの』と『北陸』は頑張ってるんだよね。今のところは廃止の話は出てないけど…残して欲しいな。有名な演歌にもでてくる上野発の夜行列車、何とか残して欲しいです。
さて、駅から出て周辺を歩くと街中には上野駅にまつわるものを見つけることが出来ます。


石川啄木の有名な句。誰もが多分一度は国語の授業で読んだ事があるはずですよね。
東京に出てきた人間が故郷恋しさに駅にいくそしてそこで聞こえる郷里の訛りにそっと耳を傾け懐かしむ…。(俳句は難しいので解釈がこれとは本当は違うのかも知れない…。これは完全に自己解釈です。悪しからず。)上野というのは唯一東京の自分と田舎の仲間達を繋ぐ場所だったのかもしれません。子供の頃はこの意味が全然分からなかったけど、今なんとなくこの句の意味が分かるかもしれない…。

そして上の碑のすぐ近くには東北・上越新幹線の記念碑。なんだか中途半端な角度から撮っているのは…。

だーっ!立て札邪魔だー!
という訳で中途半端になったわけです。
他にも駅の近くの歩道を良く見ると…。

こんなレリーフを見ることも出来ます。頑張って探してみてくださいね。

さて、広小路口を出て目の前の大きな横断歩道を渡るとそこはアメ横に繋がる商店街。相変わらず人であふれてる〜。さっさと用件を済まして散策の続きといきましょう!


アメ横をテクテクと歩いていくとやがてつくのは御徒町(おかちまち)駅。まぁ山手線の駅名は全国的に有名だからね。知らない人はいないと思うけど…難読駅だよねぇ。ちなみにこのままずーっと進み続けると秋葉原へ行けますよ。今回はそっちには用事がないのでここでUターン。
上野といえば確かにアメ横の有名だけど、もう1つ、観光名所があるでしょ。今度はそっちに場所を移します。

不忍池…これも何でこう書くんだろうね。『しのばずの池』です。今は冬だから蓮がちょと枯れて寂しいけど、時期になると沢山の蓮の花が綺麗な東京のオアシスです。ここには鳩や鴨が沢山羽を休めてます。でもそんな中に一羽だけ、明らかに違うの混じってる…。自分の視界が届く範囲ではこの場違いなやつはこれしかいない…。

正体はゆりかもめでした。ほほぅこのカモメ、なんだか自分みたいだなぁ。ならばこいつは文字通りカモメの駅長さんだね!なんだか親近感。(笑)

自分のとなりでは人に構わずアヒルが日向ぼっこ中。慣れてるもんだから全然逃げないの。カメラ向けてもお構いなし。つがい…じゃないよなぁ。
ちなみにここには写ってないけどここでボートも乗れます。カップルが分かれるって噂は聞いた事ないから安心して乗ってみてはいかがでしょう。(ボートって何かとカップル分かれる説ってあるけどなんでなんだろうね。)
水辺はちょっと風が通って寒いので上野公園の方に行く事に。今日3連休初日とあって結構な人でした。でもいつもなら大道芸や音楽を奏でている人などが沢山でてるんだけど…今日はあまりいなかった。こうも寒いとみんな出てこないのかな…。

東京国立博物館。自分はまだ一度もいったことが無い場所です。なかなか機会に恵まれないんだよね…。国立西洋美術館や科学博物館は行ってんのに…。
そして上野といえば誰もが知っているこの施設!

上野動物園。言わずとしれた日本で一番古ーい動物園。その為戦争中のとても悲しい歴史と戦後復興の数々の話題と明と暗の歴史を併せ持つ動物園です。上野動物園というとジャイアントパンダが有名ですが、去年の春にリンリンが死んでしまい現在上野にはパンダが1頭もいないんです。他にも多摩動物公園や東山動植物園などでコアラの飼育が始まり、ズーラシアのような巨大な動物園に旭山動物園のように自然の状態で見せる動物園というのもでてきた為少々影に隠れてしまった感がありますね。そんな中でも休みともなれば家族連れで賑わってますし、何故かカップルのデートコースとしてもよく利用されるそうです。自分は…幼少時は良く来たけど大人になってからはなぁ。十ウン年来てないかもしれない…。(苦笑)
最も今日も動物園に来たわけじゃないのでこのまま撤収。なんだか寒くなったんで帰る事にしました。
最後にせっかく来たから西郷さんにご挨拶して帰るかな…。

上野公園は都内でも屈指の桜の名所です。だから上野のマンホールは桜です。去年の桜の季節の上野公園の記事がありますので興味のある方は
こちらへどうぞ!
最後にこの写真はちょうど西郷隆盛像のあるところから見た風景です。子供の頃はここにくると行きかう電車を見るのが好きで離れなかったと聞かされています。ある時とあるお年寄りの話でこんな事を聞きました。
『ここから見える上野の街はまるで上野ではないみたいだ…昔とはだいぶ変わってしまった。もうここは私の知っている上野ではない…。』
お年寄りの中には集団生活で東京に出てきてまだ何もなかった上野駅を知っている人もいると思います。昔はこの道路に都電が走ってたんですよね。ビルも無かったしアメ横は掘っ立て小屋の市でしかなかった…。それがどうでしょう…電車や新幹線が走り、都電が消えて大量に車が行きかう道路になって、高いビルが林のように生えている…。何もかもがあっという間。そんななか上野恩賜公園や不忍池などは昔と変わらず残っています。なんとも不思議な光景です。
あの日東京に出てきた学生たちが今の上野の街の礎を作り世代が受け継ぎながら凄まじい勢いで街が発展し、今なお変わりつつある上野。上野駅はその象徴である…。塗り替えや耐震工事などで外見こそ綺麗にはなりましたが、上野駅はこのまま変わってはいけないのかもしれません。東京駅の赤レンガのように、それは昭和の時代の遺産でありかつて夢見た人たちの象徴だと思うから。
木枯らし吹く冷えた青空の下で上野の街の一角でふと時の流れを感じた1日でした。
最後におまけの1枚。

東京メトロ日比谷線。先頭部分にいたから撮れるかな〜と思ったら…やっぱちょっと暗かったか…。ピントが追いつかなかった…残念。
そうそう、去年引退した名鉄のモノレールの話を色々書いてきた流れでもう1つ次回には犬山モノレールの大先輩の話でもしようかと思います。お楽しみに。
上野と北陸、東北、北海道を結ぶブルートレインは上野発で頑張っているので、思い出の夜行列車を無くさないで欲しいですね
たしかに…北の玄関という感じは薄れましたが、やはり夜行列車がまだ発着しているので何とか面目保ってるって感じですかね。常磐線も東京駅発着にする計画があるらしいですし…。何でもかんでも東京駅にまとめなくても…と思ってしまうのは自分だけでしょうか。
西のブルトレが消える今、なんとしても北陸、あけぼの、北斗星は残ってほしいと切に願いたいです。カシオペアは…まぁいいや。(笑)